Georges Jouveはフランスで活躍した20世紀を代表する陶芸作家です。 ギャラリーでは同時期にフランスで活躍したシャルロット・ペリアン、ジャン・プルーヴェ、セルジュ・ムイユなどの作品と肩を並べます。 Jouveは戦争の影響もあり、パリで本格的に活動を開始したのが1944年。そして54歳(1964年)という若さでこの世を去ることを考えると、明らかに活動期間が短く、作られた作品の数も少ないことが希少価値の高い理由の一つになるかと思います。 Jouveの最も特徴的なのは、自然界からインスピレーションを受けて生まれた優美なフォルムと、なんとも言えない鉛のような質感、光沢感を持つ「黒」です。Jouveと同じ時代に画家のマティスが「黒は色だ」と残した言葉がJouveが生み出す黒に繋がりを感じます。鈍い光沢を帯びた艶は環境光によって微妙な角度で様々な色に変化します。そしてどこを取っても見飽きない曲線のラインは自然のように普遍的で常に新しい想像を掻き立ててくれます。 底の裏にあるマークがJouveのサインアポロンマークになります。マークだけだったり、Jouveと掘ってあったり、またはその両方だったりとサインの入れ方に違いがあります。 半世紀以上の時を経たヴィンテージ品である為、多少の小傷などをご理解頂ける方のご購入をお勧め致します。質問、直接商品をご覧になりたい方は、お問い合わせメールから連絡お待ちしております。 Size / h32cm